カタログ、テンプレートファイルの移行¶
IRONCAD (INOVATE含む)、CAXA Draftでご使用のカタログ、図枠テンプレートなどを移行する方法について説明します。
この作業は以下のような場合に行います。
-
IRONCAD 製品をアップグレードする場合
-
複数台のPCで同じカタログやテンプレートを使用する場合
-
PC交換の際にカタログやテンプレートを引き継ぐ場合
IRONCAD 製品をアップグレードする場合は、旧バージョンをアンインストールする前に、データの移行を行ってください。
IRONCAD製品の完全アンインストールを実行した後は、データの復旧ができないのでご注意ください。
新バージョンの IRONCAD 製品で作成・保存したカタログや図枠テンプレートは、旧バージョンの IRONCAD 製品には移行できません。
(新バージョンの IRONCAD で保存したデータを旧バージョンで開くことはできません)
IRONCAD (INOVATE含む) - 移行可能なデータ:¶
- 各種カタログファイル
- 板金ストックファイル
- シーンテンプレート
- 画像ファイル
CAXA Draft - 移行可能なデータ:¶
- 図枠テンプレート及びレイアウトファイル (図枠、部品表、表題欄含む)
- パーツライブラリ、ブロック登録ファイル
- フォントファイル
1. 移行データの保存場所を確認¶
移行元のIRONCAD、CAXA Draftのオプション設定を開き、各データの保存場所を特定します。
保存場所はオプション設定で確認できます。
IRONCADのテンプレート、カタログなどの各データの保存場所
IRONCADのストックデータの保存場所
CAXA Draft 各ファイルの保存場所
参照:オプション - パス
2. バックアップの作成¶
各データの保存場所から、移行するカタログ、作成された板金ストックのフォルダーをコピーして、デスクトップ等にバックアップフォルダを作成して保存します。
移行するデータのバックアップは必ず作成してください。
また、一定期間ごとにバックアップを作成し、管理することをおすすめします。
作成したバックアップファイルは、IRONCAD を使用するパソコンとは別のPCやサーバ、USBなどのメモリなどで、保存、管理することをおすすめします。
3. データの格納¶
デスクトップに保存したフォルダー内の各種データを移行先の IRONCAD、CAXA Draft の既定フォルダー内に貼り付けます。
既定のフォルダーはオプション設定で確認できます。
IRONCADのテンプレート、カタログなどの各データの保存場所
IRONCADのストックデータの保存場所
CAXA Draft 各ファイルの保存場所
参照:オプション - パス
データの格納は、IRONCADを含むすべてのアプリケーションソフトを閉じた状態で行ってください。
複数のライセンスをお持ちの場合は、同時にアップグレードすることをおすすめします。バージョンが混在していると、カタログや外部保存機能などの使用時に読み込みエラーが発生する可能性があります。
旧バージョンから移行する際に、バージョンが大きく離れている場合は、当時のカーネル精度や追加された機能の影響で完全な形での移行が難しい場合があります。