穴¶


[ 穴 ] メニューは、規格化されたあらゆるタイプの穴をパーツ上に作成するのに使用します。上記のダイアログボックスは、[ 穴 ] メニューをパーツ上にドロップするたび、または既存の穴を編集するたびに表示されます。
ユーザーインターフェースの説明¶
ダイアログの上部には、穴の配置を制御するためのボタンと、穴のパラメータに関連する単位系を選択するためのコンボボックスがあります。 単位系コンボボックスの左には、選択したパーツに存在するすべての穴を一覧表示するためのボタンがあります。複数の穴を一度に修正する必要がある場合、このリストは非常に便利です。
このボタンをクリックすると、ダイアログボックスが拡張され、パーツ上に配置された穴の一覧が表示されます。この時、リスト内の穴を選択すると、ダイアログボックスの各フィールドが更新され、選択した穴の値が反映されます。
このツールの非常に強力な機能のひとつは、どのパーツ上に配置された穴を選択した場合でも、そのパーツに配置されたすべての穴をリストに更新して表示できる点です。

コンポーネント¶
穴の種類は 2 つのタブで選択できます。穴の種類を変更すると、ダイアログボックスが更新されます。

タブの下にある 4 つのオプションボタンのうちひとつをクリックすることで、穴の種類を変更できます。 選択を変更するたびに、ダイアログボックスは更新され、穴に関するすべてのパラメーターが表示されます。
設定¶


このボックス内のボタンを使うと、現在の穴設定を保存できます。 これにより、次からの操作で素早く呼び出すことが可能です。
コンボボックスからは保存された穴を選択でき、右側のボタンを押すと設定を管理・並べ替えるためのダイアログボックスが開きます(この設定は、通常穴とねじ穴でそれぞれ別に管理されます)。
パラメーター¶

各パラメーターによって穴の形状を制御できます。 チェックのオン / オフ、プルダウンメニューからの選択で制御します。 穴の直径や深さなど、一部のパラメーターは、手入力も可能です。
- **[ タイプ GAS ] ** - チェックボックスにチェックを入れると、規格化されたすべての GAS 直径のコンボボックスが表示されます。
-
直径 - [ M ] ** または ** [ d ] - 穴に必要な直径を選択または入力します。この項目の右側にある数値は、パーツに作成される実際の直径を表しています。単純穴の場合、実際の直径は入力した d の値に隙間の値を足したものです。ネジ穴の場合、実際の直径は入力した M の値からピッチを引いた値です。
-
ピッチ 並目/細目 - ねじ穴を選択した場合、このコンボ ボックスでピッチ タイプを選択できます。
-
隙間 - このオプションを選択すると、使用可能な許容差を含むコンボ ボックスが表示されます。
-
[ 穴の深さ L ] - 穴の深さを入力、または選択します。[ 通し穴 ] にチェックを入れた場合、このオプションは無効になります。
-
通し穴 - このオプションを選択すると、穴は選択した面から反対側の面までパーツ全体を貫通します。
-
[ V底 a ] - 穴底の形状を制御します。[通し穴] または [ フラット ] にチェックを入れた場合、このオプションは無効になります。このオプションを有効にすると、穴底の角度を設定できます。
- [ テーパー角度 g ] - 穴のテーパー角度を設定します。この項目を有効にするには、[ 適用 ] にチェックを入れる必要があります。
- [ 穴の色 ] - 穴の内壁に色を適用します。ネジ穴部以外に適用します。
-
[ 面取り ] - 穴の両端に面取りを適用できます。( 穴が貫通していない場合は上部のみ、穴が貫通している場合は上部と下部 )
-
[ ドリルパーツ ] - チェックを入れるとプルダウンメニューが表示され、穴を開けるパーツの数を設定できます。 これにより、一度の操作で複数のパーツに穴を生成できます。 さらに [通し穴] オプションを有効にすると、[ドリルパーツ] のプルダウンから貫通させるパーツ数を指定でき、選択したパーツに同じ数の貫通穴が作成されます。
皿穴または座ぐり穴を選択すると、関連するパラメーターが表示されます。¶

このセクションの項目で、座ぐり穴、皿穴、段付き穴などの直径や深さまたは角度を設定します。 さらに、[ 規格の自動設定 ] 、[ 規格を読込 ] の 2 つのボタンで穴に定義された規格値を読み込みます。
ネジ穴を選択すると、ねじパラメータに関連するセクションが表示されます。¶

このセクションの項目で、[ ネジ山の深さ td ] 、[ ネジ山ピッチ p ] 、2D 図面で表示する [ねじ山の注釈] を定義します。
穴のデータ構造¶
穴に関するデータファイルは、規格フォルダー ( ..\Norme\Holes ) に保管されています。以下は、フォルダー内のファイルの一覧とその構造の説明です。
Note
データファイルはIPRO ライブラリマネージャーでも編集できます。
Diameters.dat - Diameters_ENG.dat¶
これらのファイルには、使用可能な直径とそれに関する公差の一覧が含まれています。「#」で始まる行はコメントと見なされます。 <Toll>タグ で始まる行で、使用可能な公差のラベルを定義します。<Toll>タグ の後に続く値はすべて、[ 隙間 ] のプルダウンメニューに挿入されます。
## ============================================================================
## * IRONPROXT - PARAMETRICLIBRARY - FronemaSrl *
## ============================================================================
##
## Bohrungsdurchmesser / Diameters for Holes
##
<Toll> H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 +1mm +2mm
##Diam H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 +1mm +2mm
1.6 0.004 0.006 0.01 0.014 0.025 0.040 0.060 0.100 0.140 0.250 1 2
2 0.004 0.006 0.01 0.014 0.025 0.040 0.060 0.100 0.140 0.250 1 2
2.5 0.004 0.006 0.01 0.014 0.025 0.040 0.060 0.100 0.140 0.250 1 2
3 0.005 0.008 0.012 0.018 0.030 0.048 0.075 0.120 0.180 0.300 1 2
4 0.005 0.008 0.012 0.018 0.030 0.048 0.075 0.120 0.180 0.300 1 2
...
...
行の最初の値は、有効な直径と見なされます。続く値はすべて隙間に関するものです。
CDiameters.dat - CDiameters_ENG.dat¶
これらのファイルには、ネジ穴頭部形状の使用可能な直径と深さの一覧が含まれています。 「#」で始まる行はコメントと見なされます。
## =======================================================
## * IRONPROXT - PARAMETRIC LIBRARY - Fronema Srl *
## =======================================================
##
## Counterbore Diameters for Holes
##
## HoleDiam CBoreDiam CBoreDepth
1 2.5 1.5
2 4.5 2.5
3 6.0 3.5
4 8.0 4.5
5 10.0 5.5
...
...
行の最初の値は、有効な直径と見なされます。二番目のフィールドはザグリ穴の直径、三番目はザグリ穴の深さです。図を見るとわかるように、穴の直径を 3~4 に設定すると、ザグリ穴の直径は 6 、深さは 3.5 に設定されます。
ThreadDiameters.dat - ThreadDiameters_ENG.dat¶
これらのファイルには、使用可能な直径とピッチの一覧が含まれています。「#」で始まる行はコメントと見なされます。
## =======================================================
## * IRONPROXT - PARAMETRIC LIBRARY - Fronema Srl *
## =======================================================
##
## Thread Diameters for Holes
##
#Diam Pitch1 Pitch2
2.5 0.35 0.45
3 0.35 0.5
4 0.5 0.7
5 0.5 0.8
6 0.75 1
8 1 1.25
10 1.25 1.5
12 1.25 1.75
14 1.5 2
16 1.5 2
18 1.5 2.5
20 1.5 2.5
22 1.5 2.5
...
...
行の最初の値は、有効な穴の直径と見なされます。最初のフィールドは穴の直径で、その他のフィールドは標準ピッチです。Pitch1 は細目のピッチ、Pitch2 は並目のピッチです。図を見るとわかるとおり、 穴の直径が 18 ~ 20 の場合、Pitch1 は 1.5、Pitch2 は 2.5 です。
Length.dat - Length_ENG.dat¶
これらのファイルには、穴の使用可能な標準の長さの一覧が含まれています。
GASDiameters.dat - GASThreadDiameters.dat¶
これらのファイルには、GAS 規格に関する標準の直径が含まれています。ファイルの構造は見ての通りです。
CounterAngle.dat¶
このデータファイルには、穴底の形状の使用可能な角度の一覧が含まれています。